開発組織とホールネス

マインドセット

ホールネスとは、組織やチームが自律的で創造的で協働的な状態になることを意味します。

私はITのエンジニア開発組織のCTOをしております。私のチームはウェブサイトの開発を担当しており、メンバーは過去最大で10人ほどです。

今回は、チームのパフォーマンスや品質を高めるために、ティール組織という次世代型の組織モデルに基づいた開発組織のホールネスを目指す手法を考えてみます。

ホールネスとは

ホールネスのある開発組織は、以下のような特徴を持ちます。

  • メンバーは自分の役割や責任を明確に理解し、自ら主体的に行動します。
  • メンバーは自分の得意分野や興味分野に応じて、プロジェクトやタスクを選択します。
  • メンバーは自分のスキルや知識を常に向上させるために、学習やフィードバックを求めます。
  • メンバーは他のメンバーやステークホルダーと積極的にコミュニケーションし、情報や意見を共有します。
  • メンバーはチームのエボリューショナリーパーパス(存在目的)に共感し、それに沿って価値ある成果物を提供します。

では、どうすれば開発組織のホールネスを目指すことができるでしょうか。私が実践している手法をいくつか紹介します。

ホールネスを目指す手法

チームビルディングを行う

チームメンバー同士が互いに信頼し、尊重し、協力し合える関係を築くことが重要です。そのためには、定期的にチームビルディングを行って、メンバーの個性や価値観を理解し、チームの文化やルールを共有することが必要です。チームビルディングでは、楽しく交流するだけでなく、チームの強みや課題を振り返り、改善策を考えることも大切です。

チームエンパワメントを行う

チームメンバーに自律性や創造性を与えることが重要です。そのためには、チームリーダーとして、メンバーに対して過度なコントロールや干渉をせず、自分で考えて行動できるようにサポートすることが必要です。チームエンパワメントでは、メンバーに対して目標や期待値を明確に伝えるだけでなく、メンバーの意見や提案を受け入れることも大切です。チームエンパワメントでは、メンバーが自分の能力や貢献度を高めるだけでなく、チーム全体の能力や貢献度を高めることができます。

チームラーニングを行う

チームメンバーが常に学び続けることが重要です。そのためには、チームリーダーとして、メンバーに対して学習の機会や資源を提供することが必要です。チームラーニングでは、メンバーに対して学習の機会や資源を提供するだけでなく、メンバーの学習成果やフィードバックを共有することも大切です。チームラーニングでは、メンバーが自分のスキルや知識を向上させるだけでなく、チーム全体のスキルや知識を向上させることができます。

以上のように、開発組織のホールネスを目指す手法は、ティール組織の3つの基本原則であるエボリューショナリーパーパス(存在目的)、セルフマネジメント(自律性)、ホールネス(全体性)から派生した、チームビルディング、チームエンパワメント、チームラーニングの3つの要素からなります。これらの手法を実践することで、開発組織は自律的で創造的で協働的な状態になり、より高いパフォーマンスや品質を発揮することができます。 しかし、これらの手法を実践するだけでは十分ではありません。開発組織のホールネスを目指すためには、心理的安全性という要素も欠かせません。

心理的安全性とは

心理的安全性とは、「自分が失敗したり間違ったりしても、他者から否定されたり罰されたりしない」という信頼感や安心感です 。

これが高いチームでは、メンバーは自分の考えや感情を素直に表現し、リスクを取って挑戦し、失敗から学びます。低いチームでは、メンバーは自分の考えや感情を隠し、リスクを避けて安全策を取り、失敗から逃げます。 心理的安全性は、開発組織のホールネスにとって不可欠な要素です。

Googleのプロジェクト・アリストテレス

実際に、Googleが行ったプロジェクト・アリストテレスという調査では、チームの生産性や品質は、個々人の能力や経験よりも、チーム内の心理的安全性によって大きく左右されることが判明しました 。

心理的安全性を高めるためには、チームリーダーがメンバーに対して優しく寛容であること、メンバーが互いに助け合い支え合うこと、メンバーが失敗や問題を隠さずに共有することなどが重要であることが示されました。

Project Aristotle

心理的安全性を高めるには

私は、開発組織のホールネスを目指すためには、心理的安全性を高めることが不可欠だと考えています。そのためには、チームリーダーとして、メンバーに対して以下のような行動を心がけています。

  • メンバーの意見や感情を尊重し、批判や嘲笑をしない。
  • メンバーの失敗や問題を受け入れ、責めたり罰したりしない。
  • メンバーの成功や貢献を認め、褒めたり感謝したりする。
  • メンバーの学習や成長を促し、支援やフィードバックを提供する。
  • メンバーのコミュニケーションや協働を促進し、仲間意識やチームスピリットを育む。

私は、これらの行動を通して、メンバーに対して信頼感や安心感を与えることで、心理的安全性を高めることができると信じています。心理的安全性が高まれば、メンバーは自分の本当の姿や能力を発揮し、チームのパフォーマンスや品質も向上すると考えています。

まとめ

開発組織のホールネスを目指す手法は、ティール組織の3つの基本原則であるエボリューショナリーパーパス(存在目的)、セルフマネジメント(自律性)、ホールネス(全体性)から派生した、チームビ。

  • チームビルディング
  • チームエンパワメント
  • チームラーニング

の3つの要素からなります。これらの手法を実践することで、開発組織は自律的で創造的で協働的な状態になり、より高いパフォーマンスや品質を発揮することができます。

しかし、これらの手法を実践するだけでは十分ではありません。開発組織のホールネスを目指すためには、心理的安全性という要素も欠かせません。

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